家族への負担が大きい在宅介護。
いつまで続くのかわからない介護に心が病んでしまう人も少なくありません。
共倒れを防ぐためにも、無理せず介護施設への入居も考えることが大切です。
介護施設への入居は、家族を家から追い出すようで罪悪感を覚える人がいます。
たしかにその気持もわかりますが、だからといって無理して共倒れになってしまうのは、介護を受ける家族としても本意ではないはずです。
これ以上自宅で介護を続けることが無理かもしれないと感じたら、まずはケアマネージャーに相談してみることをおすすめします。
介護施設にはさまざまな種類があるため、自分たちに合った介護施設を選ぶことが大切です。
たとえば要介護認定で要介護3になったのを機に介護施設への入居を考える場合、要介護3で入居できる介護施設には特別養護老人ホームや介護付き有料老人ホームなどがあります。
特別養護老人ホームは原則65歳以上で要介護3以上の人が入居できる介護施設です。
看取りに対応している特別養護老人ホームも多く、最期までそこで生活することができます。
また公的施設であるため民間施設よりも費用が安いことが特徴。
しかしそのため入居希望社が多く、入居まで数年待ちとなってしまう人もいます。
介護付き有料老人ホームは自立している人から要介護5の人まで、幅広い人が入居できる介護施設です。
年齢は60歳以上を対象としている施設が多い傾向にあります。
民間施設であるため、特別養護老人ホームよりも費用が高いですが、サービス内容が充実しているところが多いです。
サービス内容や費用は施設によって違うため、よく調べておきましょう。